システムではなく、
仕組をつくっている
若かりし頃、プログラマとして仕様を巡って同僚と激しく議論したことがありました。そのとき、彼が静かに言った一言が、今でも心に残っています。
「君はシステムを作っていると思っているかもしれない。でも、僕たちが作っているのは“仕組”なんだよ。」
当時の私は、システムとはプログラムの集合体であり、仕様書通りに動けばそれで完成だと考えていました。
しかし、その言葉に、ハッとさせられました。自分が見ていたのは“機能”であり、“目的”ではなかったのです。
それ以来、私は「お客様の目線」で考えるようになりました。使う人にとって何が嬉しいのか、何が困るのか。
仕様の正しさではなく、体験の正しさを探すようになったのです。この気づきは、今でも私のものづくりの根幹にあります。
技術は手段であり、仕組づくりが目的。その違いを忘れずに、これからも「誰かのための正解」を探し続けていきたいと思います。
代表取締役社長小林 光司